人生は何度も転ぶ

61歳になりました。60歳で始めたブログ、2年目です。

傲慢と善良

2023年本屋大賞の「汝、星のごとく」を

図書館に予約申込をしたところ270番待ち。

今までの最高記録です。


いつになるやら、以前に本屋大賞受賞作家の作品を読んでおこうかな、と借りたのが

主人公は30代の男女。内容は婚活。


中盤から「傲慢」「善良」の活字が

よく出てきます。

前半は男性から目線、後半は女性から目線。


婚活で知り合い、結婚間近に

婚約者が失踪してしまうんです。

失踪の謎が解け始めると

惹き込まれて一気に読んでしまいました。


失踪した婚約者は、お相手には知らせずに

Instagramをアップしていたんです。

行方を探す彼と彼の友人たちの

彼女のSNSに対しての周りからの反応は、

とてもリアルに描かれている気がしました。

この行りだけでも、とにかく心情の描写が

細かくてリアル。


多かれ少なかれ、こうやってブログを

書くのは一種傲慢でもあり、

自分の善良さをアピールしているのだと

すれば、それはそうだとは思うのです。

そんなことを考えて、読んだことはないし

書いたこともないのですけどね。

以前に読んだ「エゴイスト」に似た感情が

フツフツと湧いてきます。


傲慢とは?      善良って?

私は傲慢?      私は善良?

私の言動は傲慢?   私は善良な人?


このお話はどう終わるのだろうと、

途中からすごく気になりました。

幸せになって欲しいような、

ここまで来たらムリなんだろうな、って。

でも最後はハッピーエンドだったんです。

ハッピーを期待させる、が正しいかな。


傲慢↔謙虚  善良↔凶悪

気になってきて調べたけれど

イヤイヤそういうことじゃなくって。

そういうこと言いたいわけじゃなくって。


自分に近しい登場人物はいないと思ったのに、読み終わってみればどの人にも当てはまるような、どうにも引っ掛かりが取れない。

辿り着いた落とし所は、


考えなくっていいんじゃない!

現状のままノーマルで!


結局振り出しに戻る、という。。。

たぶん、今これ読んだ人はナンノコッチャ

ですよね。

たぶん、これは傲慢^^;

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